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want to be ...
第8章 葛藤






夕飯の支度をしてる途中、仕事から帰ってきたお兄ちゃんを嬉しそうに迎えに行った優奈ちゃんが、しばらく帰って来ないなぁと思って見に行ったら、玄関でセックスしてたり。


ご飯食べてる時もいちゃいちゃいちゃいちゃ。


そしてとうとうあたしの目の前でセックスを始めて、ついに…


「もう…っ、出てって!毎日毎日盛りのついた
猿みたいにあんたら…うるさいのよ!
全然勉強に集中出来ない!
セックスしたいならラブホでも行ってください!」


「優奈ちゃん…
こんな狭い部屋で無駄にエロい声で喘がないで!
お兄ちゃん…
毎日シーツずぶ濡れなのいい加減ウザいんだけど!
洗濯するのあたしなんだよ、少しは遠慮して!」


そう叫ぶと、鳩が豆鉄砲食らったようにあたしを見つめて、謝られた。


「ごめんね、杏奈ちゃん…。
声抑えてたつもりだったんだけど洩れちゃってたのね。
本当にごめんね、これからは声我慢するから、許して」


そういう問題じゃない。


ていうか、あの声の大きさで抑えてたなんて…


絶対嘘でしょうよ、嘘じゃないんなら普段どんだけ大きい声出してるの。


「ごめん、杏奈。
いやもうマジで、優奈抱きたくて堪らねぇの。
…あっ、でも安心しろ。
俺達高校卒業したら同棲するんだ。
その部屋、実はもう決まってるから、
優奈がいいなら今日からでもそっち移るか?
どう思う、優奈…」


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