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want to be ...
第11章 甘い夜






「…あ!?また乳白色のかよ…」


顔を歪めて呟く蒼汰さんの言葉は敢えて聞こえないフリをして、ひょっこり顔を出して入浴剤がお湯全体に広がったのを確認し、そろそろと身体を動かす。


座ってたところ、後で拭いとかなきゃ…


…すると。


「ひゃぁあっ!」


四つん這いで移動してたあたしの身体を抱き上げドアを閉めて鍵をかけて、シャワーのコックを捻った蒼汰さん。


「ちょぉおっ!そ、蒼汰さん、下!」


「あ?…あー、忘れてた。あー濡れちった。
よし、今日は帰れねぇからお泊まり決定な」


わ…わざとだ!


この人、絶対わざと下穿いたままシャワー浴びた!


「何やってっ…」


「あー、重い。水吸ってマジ重い。
下脱ぐから杏奈、先入ってて」


「っ!わ、きゃ、…っ!」


再びお姫さま抱っこされたと思ったら、あたしの身体は温かいお湯の中にいた。


蒼汰さんは濡れたジーンズと下着を脱いでて、見慣れた身体のはずなのに目を逸らしてしまう。


鍵を開けて服を端っこにおいた蒼汰さんはにこにこと再びドアを閉めて鍵をかけ、あたしの後ろに足を入れた。


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