この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...
第14章 愛の結晶





されてないとしても、こんなの見られるなんて有り得なさすぎて…


「杏奈、大丈夫だから。出て来いよ」


ぶんぶんと首を振り、シーツに顔を押し付ける。


「幻滅されたとでも思ってる?
有り得ないから…幻滅なんてしないから。
そりゃちょっとはびっくりしたけど、それだけだよ?
驚いただけだから。ほら…出て来いって杏奈…」


「うぅ…」


頑なに布団をぎゅうっと握り締めて出て来ようとしないあたし。


部屋に暫し沈黙が流れる。


そして。


「あ…そう。分かった…そんな出てくる気ないなら…
もういい、俺帰るわ。じゃあな、せいぜいそこで…」


蒼汰さんが言い終える前に慌てて布団から出ると、正面から思いきり抱き締められる。


「やーっと出て来た…」


「うぅ…っふぇ、やだやだ帰らないで…っ」


「うんうん、帰らねぇよ。このまま帰る訳ないだろ、
せっかく俺のものになったのに…」


「ふ、うぅっ…あたし、蒼汰さんのもの…?」


「うん。俺だけのもの」


「蒼汰さんは、あたしのもの…?」


「…っ、やば…可愛すぎだから。
そうだよ…杏奈は俺のものだから、俺も杏奈のもの」


「わぁい…っう、えぇん…」


「こらこら…泣くか笑うかどっちかにしろっつの…」


あたしは暫く、蒼汰さんに抱き付いて泣いていた。


/500ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ