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第18章 俺と杏奈の関係解消　蒼汰SIDE

｢あっ、ごめんね蒼汰！｣


｢うん、早くベッド行こ美咲｣


｢さっきまでいっぱいしてたでしょ！あのね蒼汰、
改めて挨拶しようと思って来たの、あたし達。
ほらっ大樹ちゃんと立って！｣


｢んー…｣


美咲を後ろから抱き締めてうなだれていた大樹が、気怠そうに美咲の横に立つ。


もちろん美咲の肩を抱いたまま。


気怠そうな表情も恐ろしく妖艶だ。


｢…何、何の挨拶？まさかもう飽きて俺に…｣


｢殺すぞ？｣


｢スミマセン｣


一瞬で殺気立った表情になった大樹に即謝罪。


怖ぇ、目で殺されるかと思った…


｢結婚の挨拶しに来たの。ほらっちゃんと立つ！
蒼汰…改めまして。この度あたし、吉岡美咲と
高宮大樹は、結婚する事になりました。
あたし、吉岡美咲から高宮美咲になりました！
今まで16年間、あたしを、6年間、あたし達を
温かく見守っていてくれてありがとう。
お陰で毎日幸せです！
まだ1週間しか経ってないけどね？
ほらっ大樹も挨拶！
キスは帰ってからって言ったでしょっ｣


｢…ん、｣


相変わらず美咲の髪にキスしてた大樹は、瞬きして俺を見つめる。


…が、そっぽを向いて、小さく呟いた。