この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...
第20章 再会 蒼汰SIDE






唇を噛んで、目の前の扉を睨む。


中にいてくれ…俺を迎えてくれ、頼むから。


この扉の前でこうして躊躇うのは初めてだ。


いつも、ここに来る度…中にいる女の心情も全く考えずに入って、風呂に入ってようが寝てようが関係なく…壊すように抱いてた。


有り得ねえ…な、…とんでもない事してたな。


でも杏奈は文句も言わず、俺が入れないように扉の鍵を閉めるような事もせず、


「大丈夫です」


って俺の頭を撫でながら…俺に応えてくれた。


俺達が最後に会った日…1か月少し前、杏奈を俺に気持ちをぶつけた日、泣いて震えながら俺に吐き捨てた言葉達。


お前は…そこまで俺を見ててくれたんだな。


「あなたの内面知っても好きでいる女なんて、
あたしくらいですから!」


…そうだな、その通りだよ。


お前は、美咲よりも手放すのが惜しい女だ。


もう間違えない。


俺が愛してるのはお前だ、杏奈。


美咲は…愛してた。


杏奈は…愛してる。


頼むから…間に合っていてくれ。


まだ、俺のもののままの杏奈でいてくれ。


/500ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ