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want to be ...
第22章 Request Story♡ バレンタインデー







蒼汰SIDE


「…そ、蒼汰さん」


「?何」


ソファーに寝転がり雑誌を読んでた俺に近付き、おずおずと上目遣いで見上げてくる杏奈。


その表情がやけに色っぽくてドキリとしつつ、平然を装って尋ねる。


「あ、あの…ですね。来週、バレンタインでしょ?
何が食べたいかとか…その、聞きたくて…」


「お前が食いたい」


「えっ」


咄嗟に口から出た言葉に杏奈は勿論、俺も驚いた。


いや、杏奈を食いたいのは事実だが…


「お前が食いたい」


再び言うと、真っ赤な顔して俯く杏奈。


…やっべ、可愛い。


ダメ、マジで食いたい。


「チョコレートも食いたいけど…杏奈が食いたい」


ふ、と笑い、照れてるらしい杏奈を見つめる。


「お前が食いてぇな」


もう一度言うと、恐る恐る顔を上げる杏奈。


「…じ、じゃあ。今からでも…め、召し上がれ」


oh…


やっべ…欲情。


「んじゃ遠慮なくいただこうかな」


雑誌を放り投げ体を起こし腕を掴んで寝室へ行き、ベッドに杏奈を沈めてさんざん啼かせた。


「チョコレートも食いたいけど…杏奈が食いたい」


そう言った俺に、杏奈が起こした行動とは。


 
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