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want to be ...
第22章 Request Story♡ バレンタインデー






ぬるりと入り込んだ指。


マジか…え、待って。


つー事は…さ。


数週間前にバレンタインに何食べたいか聞かれた時、


「チョコレートも杏奈も食いたい」


的な事、俺言ったよな?


それを叶えてくれたって事?


やっべー…


いやもう…ぶっ壊しちゃっていいよな?


目の前の可愛い女の事。


糸を引いて伸びた液がついた指を杏奈に見せつけるように顔の前に出し、口角を上げた。


「こんなに濡らして、体にチョコレートかけて?
俺の事待っててくれたんだ?杏奈…」


「…っ、う…やだ…っ」


「…あん?やだ?何が嫌なの…これからたっぷり
じっくり味わって食うけど…嫌なら返品するよ?」


「嫌…っ!食べて…っ」


…わぁお。


やっべ…これは…ね。


最高じゃん…うわぁ、マジで啼かせたい。


めっちゃくちゃに…力尽きるまで。


「う、あ…あ」


にっこりと杏奈に微笑み覆い被さると、顔を赤くして目を逸らされる。


…何その反応。


焦らしてんの?


悪いけどマジで一気に食わせて貰うわ…


会社で貰ったチョコレート?


それ使って妬かせる?


もう知るかそんなもん…杏奈からのプレゼントでそんな考え頭から吹き飛んだわ。


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