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want to be ...
第24章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅱ





つか、お偉いさん方さぁ…


何でそんな重要なのばっか俺に押し付けんのかね。


俺そんなパソコンの能力高くないっつの。


ワープロ1級持ちつっても、あんなん取れたのきまぐれだし。


社員他にも山程いんだから、他のやつにも頼んでほしいんだけどな…


…なーんて思いながら、実際それ相応のいい給料を貰ってるから大人しく与えられた仕事をこなしてる俺。


うん…杏奈しかほめてくんないから自画自賛。


俺って凄い。かっこいい。


…うん。


とりあえず体を伸ばし、寝癖でふわふわしてる髪をくしゃくしゃと掻き、大きな欠伸をこぼした。


「…ふぁあ、腹減ったな」


昨日の夜中から一切何も食べずにぶっ通しでやっていたせいもあり、起きてからちょくちょくお腹が鳴る。


のっそりとベッドから立ち、キッチンに向かった。


「…あーれ」


…が、杏奈の姿はなかった。


そりゃいねぇか…14時半だしなぁ。


なんて考えながらいたけど、ふと気付いて再びキッチンを覗く。


…あれ、もしかしてここにすらいねぇのか?


だって、朝ご飯も昼ご飯も食べた形跡がない。


「…?」


首を傾げながら杏奈の部屋に向かう。


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