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want to be ...
第4章 転機
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「俺は暴力は振るわないけど、無理矢理犯しはする。
美咲のことだって何回抱いたか分かんねぇし、
…あぁそうそう。こういう関係、あんただけじゃないから。
身体だけ食ってる女なんてその辺にいっぱいいんだよ」
自虐的に笑う彼。
…あたし以外にも、いるんだ…
約1年前の、気持ちよすぎて何度も意識を飛ばしたセックスを思い出す。
「なぁ美咲、俺を見てよ」
「他の男なんか見んじゃねぇ」
「俺はお前しか愛せないんだよ」
「俺を選べよ。俺のモノになってよ…」
「愛してる。愛してるよ美咲…」
意識があってまともに聞けたのはその5つの言葉。
…もっと、いろんなことを言ってたはず。
激しすぎたセックス。
乱暴な愛撫と挿入。
あたしを快楽の底に突き落とした指と舌とアソコ…
美咲さんとしてあたしを見つめる愛のこもった表情…
身体が疼く。
あたしの身体はあの快楽を…酷く求めてる。
「…それでも」
嘲るような表情から無表情に変わった彼に体が震える。
怖い。
さっきのあたしを慰めてくれた彼とはまるで別人で、冷たい視線で見下ろされてる。
震える足を、倒れないようにグッと踏み込む。
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