この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...
第29章 素直な気持ち 雫SIDE






いつもは流す、瑞季の直球の告白。


素直になれなくて、無視してみたり、


「あたしは嫌いだもーん」


なんて言ったりしてたけど。


今は、素直になり時?


今素直に伝えないで、いつ伝えるの、あたし。


「…瑞季ぃ」


今まで、あたしが瑞季に好きって直接言った事は、あたしの記憶上なかった。


寝てるの確認して言ったり、聞こえない距離で呟いたり。


直球は、直球で返すべきだよね?


曇りのない感情を、直球で伝えるべきだよね?


「あたしも好き。瑞季が大好き…」


泣いてぐちゃぐちゃな顔を、瑞季に向ける。


有り得ないくらい優しい瑞季の表情に、涙が溢れる。


嬉しい


その感情を素直に表現してくれてる瑞季が愛しい…


「もう一回言って?雫…」


嫌だよ、バカ。


嫌に決まってるじゃん。


だけど…


「大好き…っ」


今日は素直になったげる。


瑞季の涙が頬に落ちた。


瑞季が、泣いてる。


笑いながら、泣いてる。


顔をくっしゃくしゃにして、泣いてる。


子供みたいに泣きじゃくってる…


「離さない…」


嗚咽混じりの瑞季の言葉。


ねぇ、泣きすぎだよあたし達…


瑞季が泣いてるの初めて見たよバーカ…


あぁ、幸せ…


/500ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ