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want to be ...
第6章 ヤキモチ






「あぁ、何でもない。今行くから」


うわ、何て優しい声…


「じゃあ」


小さく頭を下げて扉を閉められ、鍵がかかる音が響いた。


しばらく、その場を動くことが出来なかった。


あの綺麗な声…美咲さんの声、だよね。


で、今の…大樹と呼ばれた上半身裸の男の人は、美咲さんの彼氏…


…セックスする、直前でした?


もしくは事後?


ボンッ、と顔から火が出るくらい熱くなって、思わず両手で顔を覆う。


うわあ…


あんな超美男美女カップルが、セックス…


どんな風にしてるんだろ…


って…何考えてんだ、あたし。


こっちだったか…間違えちゃったな。


でも美咲さんにはバレてないよ。


隣の部屋の扉のチャイムを押すと、少しして片手に缶ビールを持った蒼汰さんが出てきた。


ふ、と笑って缶ビールを横の棚に置き、あたしを中に入れて鍵をかけ、身体を扉に押し付けられる。


「凄ぇじゃん、マンションなんて腐るほどあんのに。
まあカード渡してたし分かるよな」


「…っ」


「…ははっ、何つー顔してんだよ。
…あれか?隣と間違えちゃいました、って顔か?」


あたしの顎を細い指でクッ、と持ち上げて言う蒼汰さんに、何も言葉を返せない。


「あーそう…で、誰が出てきた?
美咲だろ…残念だったな、関係解消?」


クスクスと笑って指であたしの唇を弄ぶ蒼汰さんの言葉に首を振る。


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