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第10章 キャンディーキス

「実はね･･･僕とスミレちゃん･･･
付き合い始めたんだ」
三宅さんが言いました。

「えっ･･･ほんとうに？」
ハナちゃんが私の顔を見ます。

「ほんとうよ」
私はそう言って微笑みます。

「嬉しいですぅ〜！
最高の結末ですー！」
ハナちゃんの表情が急に明るくなりました。

「だから･･･もう･･･
ハナちゃんは何も気にすることはないのよ」
私はハナちゃんに言いました。