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第3章 雑記　弁当箱は自分で洗え

　　　
こういう遊びには子供同士きちんとしたルールがあって、格闘場面はスローモーションになったりして、怪我をしないように皆段取りよく遊びます。

実際の放送も勧善懲悪の鉄則に則った子供向けの単純なお話なので、ごっこ遊びとしてストーリーを再現しやすく、この辺でライダーが登場するとか、こういう時はやられておくとか、こんなセリフを言うとか、打ち合わせ無しに即興でできてしまうんですね。
正義とはこういうもので、悪とはこういうものという共通認識がそこにはあるわけです。

いつの間にか、そういう遊びはしなくなるものなんですが、この『勧善懲悪主義』というのがクセモノなんじゃないか、それがもたらす弊害が今の若い人たちをイジケさせてるんじゃないか、というお話です。