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叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第3章 妄想が現実を塗り潰していくまで
俺は男性器を口に含んだ。
ためらいなんてなかった。

若葉は驚いたように目を見開き、一瞬の間の後に暴れ出す。

「や、やだっ! そんなの汚いっ!」

汚くなんてない。
おまえの味だって思うと興奮する。
可愛い顔して、ここはしっかり男なんだもんな、おまえ。

奥まで飲み込んで、狭い口内で舌をうごめかせた。
信じられないものでも見るように若葉が俺を見下ろしている。
その顔、たまんない。

「うう」だの、「やだ」だの、若葉は意味のないことを口走っている。
口の中のものはすっかり固くなっているのに、認めたくないらしい。
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