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藤の舞
第2章 初診
ここで男性助手の出番だ。エコー画像のほかに、内視鏡カメラが付いた特注品。
彼に先に侵入を許すのは、なんとも残念だが仕方ない、一応診療が目的なのだから…

「合わせて粘膜を擦り、検査に出しますから、少しチクッとするかもしれません。」

断って助手を挿入する。
患者にはエコーのモノトーン画像が映るが、僕のモニターには、エコーの他に内視鏡カメラのカラー画像も映る。

内側の秘めたる部分が露になり、ナカもピンク色で綺麗であると確認出来る。


「ん〜少し粘膜が荒れていますね。やはり感染症でしょう。
外部も多少赤みがありましたからね。

でも、さほど気にしなくても、治療すれば良くなりますよ。」

「そうですか。」

「しばらく通院と薬が必要になりますがね。

ちなみに少しでも早く治る方法がいいでしょうか?
多少治療時間が長くなりますが、
それが可能なら、もう少し早く完治しますが。」


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