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藤の舞
第11章 公開
どのくらい意識を失っていたかわからない。

気づくと診察室に珈琲の香りが広がっていた。

診察ブースにいくと先生が珈琲を飲んでいた。

「君も飲むか?」

言いながらカップに注いでくださった。

「君はこれで満足するのか?後悔しないのか?」

先生に言われて考える。
ビデオに撮られ、恥ずかしい誓約書を交わし、体にピアスをつけて変えられていく。

これは愛じゃないとはっきりと言われてもいる。

満たされない体、欲張りな体…
でももう引き返すことは出来ない。

先生に毒のある蜜の味を知らされて、もうやめられないのだから…

「後悔はしていませんが、足りません。先生、普通に抱いてください。」

「普通にとは?」

「正常位で…抱いてください。」

愛じゃないと言われて、寂しかったのかもしれない。ゲームのように快感を与え続けられて怖かったのかもしれない。

でも、私にはここにこないという選択肢はなかったのだ。

「あはは…まだ足りないんですか。淫乱な体だ。
そんな体は好きですよ。
明日からは、もう足りないなんて言わせないですから…
沢山チンコ入れを満たしてあげましょう。」

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