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藤の舞
第6章 治療4・電気療法
はぁ…ふぅ…

獲物はまだ呼吸が整っていなかった。

ここからは治療の効果よりも、僕の趣味で行う。

「少し電気療法を行います。弱電流でバイ菌を焼き、殺菌するといった感じです。多少ピリピリしますが、低周波の弱いものと思っていただければいいです。」

「はい…」

「まずは太もも辺りで試しますね。」

小指程の太さの金属棒を見せる。

獲物は理解して頷いた。

太ももに触れる。
ピリピリと電気を感じて太ももがヒクついた。

「では始めます。」

ツルツルになったばかりの恥丘に棒を転がす。

っぅ…

快感というより痺れから思わず出たのだろう。
でも先程イッタばかりだからすぐに快感に変わる。

棒をコロコロ動かして、少女の様になったプチっと入った切れ込みを目指す。

「ひじ掛けの先に棒が付いているので、掴まりたくなったら握ってください。」

「はっ…はい…」

獲物はすぐさまバーに軽く手を添えた。


棒を横に転がして、恥丘の始まりから割れ目の溝を掠め反対まで向かう。


後で感想を聞くと、この部分を弱く刺激されると、歯痒さと甘い痺れに疼いて欲しくなったと答える患者が多いのだ。

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