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藤の舞
第14章 謝肉祭

腫れたままの乳首、ラブピアスに擦れるクリトリス、ジンジンと痺れる鞭痕。

たった1駅の距離を、欲を膨らませ続けて、やっと病院にたどり着く。

診察室にいくと、
今日からは、朝から防音室でお客様がお待ちなこと、
そしてお客様は四人いらしていること、
先生も診療の合間に来られるから、
お客様に失礼のないようにと説明された。


お客様は私が呼んだのだし、先生の身代わりだと思っていて、何人なのか、どんな人なのか等は気にならなかった。

まだ診療時間前だったけど、私は1人で防音室に入っていった。

先生は準備に取り掛かり、私の方すら見ていなかった。



「失礼します。おはようございます。」

今日はお客様が横に並んで座っていた。
少し間隔を開けて…


「早く脱いで見せてよ。」

挨拶もなく一番若い客が言った。
もしかしたら私より若いかもしれない。

私はワンピースの背中のファスナーに手を掛けた。

チィーー…

「つまらないな。」

別の客が言った。
ファスナーを下ろしたまま私は止まる。

「今日は下着をつけているのか?」

「はい。」

「じゃあ、まずストッキングを脱いでくれ。」


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