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藤の舞
第14章 謝肉祭
「ここも大変なことになってるねぇ。」

肉の棒を、乳首を覆う革に押しあてて言われる。
ズリズリと先端から蜜を垂らした肉の先で押され、
革がズレていく。

編み目に封じられた熟れた実を薙ぎ倒すように擦られた。

ああっ…いぃっ…もっともっと…

「奥さん欲張りすぎですよ。」

アハハハッ…

客たちが乾いた笑いをするが、どうでもよかった。

昨日の三人より足りない、人数が増えたのに足りないのだ。

ようやく最後の肉棒を生にして、私は次の刺激を待った。

客たちが離れ、長椅子も取り除かれる。

姿見に欲求不満な淫乱女が立っていた。


「じゃあこの輪に足を通してください。」

私は二つの輪に足を通す。それも天井から鎖で繋がれていて、
膝まで通すと客たちが鎖を引いて滑車で巻き上げていった。


肘の鎖を調節しながら四人がかりで引き揚げていく。

足が床から離れ、膝が折れていく。

私は胴体の重さに堪えられなくなり、肘と膝だけ吊るされてM字に開脚したまま宙を舞う。

客たちが鎖を止めて固定する。部屋の真ん中に無様な私が浮いていた。

「いよいよ、謝肉祭が始まりますね。」

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