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藤の舞
第16章 試験
『はい、そうです。そのようにご命令ください。』

『じゃあ、ベッドに上がれ、そして、どれだけ俺が欲しいのか、
イヤらしいところを俺の顔の上で見せて、奉仕しろ。』

『畏まりました。』

彼女がベッドに上がり、軋む音がする。

男は寝そべったまま、逆向きに彼女に跨がらせ、シックスナインに持ち込むようだ。

どんどんと命令口調が様になっていく、そして自分も高揚しているとそのうち気づくだろう。

アタシの中でsexとは、占有でなく共有のもので、
限られた占有時間という制限がスパイスであると考えている。

男が彼女にシたこと以上をアタシがねだればいいだけだ。

チュパチュパと口奉仕の音だけがする。

男の甘い息が聞こえるが、彼女のそれはない。

シックスナインだと思ったが、男は秘部を見ているだけで、彼女だけが奉仕をしているようだった。

『イヤらしい奴隷だな。フェラするだけで、こんなに濡らして…』

『フグッ…申し訳ございません。卑しい体で…』

ピシャリ…

『っああ…罰を、ありがとうございます。』

男は早くも女の尻を叩いたようだ。

やはり自分の本質に気づき始めているのだ。

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