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藤の舞
第17章 童歌
もう一人の男が立って、女の頭を後ろに引っ張り、ガクンと女は天井を向く形になる。

「先生、この女、イマラチオ上手いんですよ。ぜひ後程試してください。」

男は俺に先生と言って話しかけてきた。
先生ではないが、部屋に入る前に白衣を着るように指示され、見た目は先生だ。

男たちの脱ぎ捨てたと思われる白衣も床に散らばっているし、さっき女も先生と呼んでいた。

とりあえずここでは皆、先生と呼び合っているのだろう。

「あっ、先生も頭巾を被ってくださいよ。
何故か興奮しますよっ…」

女を下から突き上げながら、たぶん新しい主であろう男が言った。

俺は椅子の隣に置かれた台にある頭巾をすぐさま被った。

自分だけ面が割れてしまうのは不利に感じたからだ。

そして男が言うように、興奮を覚えた。
闇に隠れて悪事を働くような、何でも出来る気がした。

立った男が手本とばかりに女の口にモノをあてがう。
そして、音もなく根元までゆっくりと腰を沈めてモノを射し込んだ。

手品の刀を呑み込むショーを思わせた。

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