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藤の舞
第1章 問診票
「生理不順だし、なかなか妊娠しないし、奥の病気からかゆみもあるのではないかと、」

「そうですか、性病とは、ご主人から染つされたと考えているのですか?」

「いえ、性にまつわる病気という意味合いで深くは考えていません。」

「そうですね。バイ菌ってあちこちにあるんですよ。トイレやお風呂でも感染しますよ。
因みに性交は何日前ですか?」

「えー、たぶん1週間くらい前だと…」

「週末はありましたか?」

今日は月曜だ。

「ないです。」

恥じらいや、思い出せないのではなく。さっと返事がある。

「では、その前の平日は?」

しばらく考え、
「ないです。」

「では、その前の週末は?」

「ないです。」

週末の記憶の方がはっきりしている。

「では、その前の平日は…」

もう一度記憶を辿るようにして、

「ありました。」

さらっと答える。

それで夫婦の性交の深さも、さらっとしたものだと想像される。

思い出して恥じらうなどの反応がないからだ。

「何曜日か覚えてますか?」

だいぶ考えていたが、

「わかりません。」

思い出せないようだった。

「それがもう1週間前ということはないですか?」

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