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藤の舞
第9章 獲物
「診察台じゃ窮屈ですからね。
診察ベッドに移りますよ。」

診察椅子を元に戻し着替えの篭を持たせてベッドに行く。

診察ベッドも幅広でsexしやすいようにしてある。

そして壁に鏡をかけてあるのだが、この隅にも小型カメラが鏡の留め具に偽造して仕込んであるのだ。

そしてカーテンでぐるっと囲めるようにしてあるが、カーテンレールにもカメラがある。

AV制作より手の込んだ仕掛けだと思う。

「sexしたくて来たということでいいんですよね?」

「…はい。」

「では自分で脱いでください。」

まあ下半身は裸のまま診察室を歩いているわけだから、さして難しくはない注文だ。

今カーテンは開いていて、広い診察室で脱ぐことにはなるが…


僕はベッドに腰掛けて獲物のヌードショウの観客になる。

獲物はモジモジしながらブラウスのボタンに手をかける。

一つ一つ開けていくのにためらい、手が止まる。

やっと脱げたと思ったらキャミソール…

待ちきれずに声をかける。

「万歳して」

わざわざ獲物の後ろに回り、鏡…つまりカメラの邪魔にならないようにする。

水色のいかにも清楚なイメージのままのブラジャーが現れる。

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