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英里を調教 <大学生編>
第12章 やってきました大学祭! メイド姿でお仕事します
 さらにすごいのは、浴衣を仕立て直してフリルを付け、ミニスカートの丈にした、和風メイド服。
 こちらは『和菓子サークル』用にと、友恵ちゃんが自主的に作ってくれた。
 はじめはスカートの丈が短いのに戸惑っていた『和菓子サークル』のみんなも、デザインの可愛さに負けたか、みんなで着用してくれている。
 
 すごいよ、友恵ちゃん。

「もしかして、こないだのお買い物ってこれのため?」
「うん。でも自分で着ると恥ずかしいね」
「とっても似合ってるよ」

 そう言う英里ちゃんも、しっかりメイド服。
 
 二人とも、可愛い!
 清楚な英里ちゃんは、王道のメイドって感じ。
 友恵ちゃんの大きなお胸は、胸元が強調されるデザインのメイド服の胸元からこぼれ落ちそうになってる。
 友恵ちゃん、さては自分が着ることになるとは思ってなかったな。

 サークルの責任者の真紀も大活躍。
 すっきり体型の真紀は、働き者のメイドさんて感じかな。

 可愛いメイドに囲まれちゃった。
 これは確かに萌えちゃうわ。

 もちろん私も、しっかりメイドさん姿。
 可愛いメイド服に、思わずテンション上がっちゃうわね。

 最近、私のお手伝いでイベントのお仕事を頑張ってくれている英里ちゃんは、接客もなかなか上手。
 メイド言葉が少し恥ずかしそうだけど、真面目で頑張り屋さんの英里ちゃん。

 うんうん、立派なメイドに育ってくれて…

 なんて私が思っていたら、「あっ」って声を上げて、英里ちゃんの動きが止まった。

「英里ちゃん、どうしたの?」
「あの…ブラが」
「ずれた?」
「ううん…ホックが取れちゃったみたい…」
「テントの裏で直そ。あそこなら人目がないから」
「うん」

 校舎の建物に密着した、狭いテントの裏側のスペース。
 食材のダンボールが積んであるから、テントの横からも見えないし、ここなら大丈夫ね。

 英里ちゃんはそこで、ワンピースの肩のストラップを外し、ブラのホックを付け直すために、ブラウスの腰の下から背中に手を入れる。
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