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調教の館
第3章 野桜 凛香

「いらっしゃい、凛香、ちゃん」

その男性はとても優しい声で私の名前を呼んだ。

少しドキッとしてしまったのは内緒。

「こ、こんにちは。初めまして・・・っ」

すごい緊張してしまって顔を見て話せない・・・。

顔といっても、よく貴族が使ってそうな仮面をつけているのだが・・。

「僕の顔に何かついているかな?」

管理人が私に聞いてきた。

私の思っていることがわかるのか、とも思ったがびっくりしてしまって・・・

「い、いえっ!何でもないです・・・っ」

「そうか、ならいい」

少しのやり取りでも優しそうな管理人様だと改めて確信した
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