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第50章 ==　あとがき　==

・拾え！背徳アイテム

　ここまでのこと、ちょっと自分でも矛盾しているように思います。
　自分好みのシチュエーション満載と言っておきながら、一方で、自分が好きでもない嫌悪感を感じるものを書く、としている点です。

　正直、最初はその点を悩みましたが、実際書き始めてしまえばあまり問題にはなりませんでした。

　嫌悪感は背徳とつながり、背徳的状況とエロはとても相性が良かったのですｗ

　今更ですね。世の中、そんなエロはあふれています。むしろ、そんなのがないのはエロストーリーとしては楽しめないでしょう。


　近親・不倫・寝取られ・強姦・ロリ・羞恥・妊婦・スカ…


　そして、その背徳感に至る線を埋めていくと読んでいて息苦しくなるような感もあり、これも目指したものと相性が良かったということです。
　そんなこんなで、お話は自然と膨らんでいき、キャラも勝手に動き始めたのでした。

　結果的に第2部ではその辺のアイテム、思いつくものはほとんど全部ぶち込むことになりました。
　元々は興味がないようなアイテムを、自分が興奮するシチュエーションにアレンジしていくというのも割と楽しい作業でした。自分にとってエロの間口が広がった気がします（笑）


　それでも読み返してみると、決定的に読者に嫌われてしまいたくはない、という突き抜け切れていない（暴走しきれてない）部分が透けて見えてるという感もあります。

　まだまだ、覚悟が足りないんだなあと思います。


・シチュエーションとストーリー

　ストーリーの大半はシチュエーションをつなぐための線として書いていったと先ほど書きました。
　しかしそうでないもの。書きたいストーリーがあるが故に、逆にシチュエーションを設定したところもあります。どこがそうとは書きません。

　どっちとも言えないものもあります。最初は線のつもりで書いていたのに、付随してアイデアが出てきて膨らんでしまうものです。

　あまり力を入れすぎるとエロ小説としての機能が薄まりますから、適度にエロシーンと融合させることを心がけていました。
　ストーリーからエロシチュが生まれてくることもありました。

　そんなわけで、点と線で基本は構築していきながらも、最終的にはフラットな平面のようになっているところも、チョイチョイあると思います。