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父と娘の近親相姦日記 第2部 暴走編
第14章 つながる3人の絆
 そうして、昼過ぎから始めたバーベキューを終えるころには日差しは傾きはじめ、夕暮れの装いが近づいてくる。

 多すぎるかもしれないと思った肉や野菜を娘たちは軽く平らげて、その底知れない体力を見せつけられた思いがする。

 気が付けば柚子は全身を真っ赤に日焼けさせていて、やりすぎた、やりすぎた、としきりにこぼした。


 夜の海岸でする花火をするころには、空気は随分と冷え切っていた。
 華と柚子はパーカーを羽織った体を寄せ合いながら、互いの火を交差させてはしゃぐ。
  
 花火のパチパチという断続的な光に照らし出される娘たちの笑顔が美しく、この光景を妻にもみせてやりたいなあなどと、今ではあり得ない願望も抱いた。
 

 「長い一日だったね。」

 と、帰りの車の中で柚子が言う。

 「そうだよねえ。気が付けば3章にもわたった1日だったよ。」


 「あっ!華っ!それだけは言っちゃダメだっ!」


 …こうして、長い長い1日は終わり、家に帰った私たちはそれぞれの部屋で今度こそ深く長い眠りについた。
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