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第24章 完全なる露見

　それはあっという間に柚子の中の子宮口を突破し、子宮内部を全て精子で満たしてしまわんという勢いである。

　そして精液が胎内の奥深くに直接打ち込まれくる初めての感覚に、柚子は全身で悶えた。

　びゅくっ、びゅぅ、びゅっ…

　父の体を全身のすべての力を使ってきつく抱きしめながら、柚子は「合体」の最後の混合を半ば感動に近い心境で感じ尽くす。
　父もその一番深いところで射精するのだという本能に従い、その間中できるだけ強く腰を押し付けて柚子の中に精子を撒き散らすのだった。

　「ああっ、あああぁぁっ…」

　びゅく、びゅく、という柚子の中で注入行為はなおも続き、柚子は大きく目を見開いて、その感触に浸食されてゆく。


　「こっ、こんなっ…パっ、パパッ…あっ、あついぃ…」
　「ああっ、ずっと、我慢して溜めていたんだ、から…んっ」

　最後の一滴を絞り出しながら、父も今一度強く、柚子の柔らかな体を抱きしめた。