この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第10章 春節の夜


今になって後悔したところで、もう、何もかもが手遅れなんだ。


だって、花仙とはもう二度と

隣に立って歩くことができないのだから。



「……」


炎嗣の背中を見詰める彼女の目は、みるみるうちに細まっていく。



その時


「──…おい」


炎嗣が、振り向いた。


振り向くはずのなかった背中。


「──…!!」

「いつまで後ろを付いて歩く気だ。急いで俺の横に追い付け。わざわざ平服を用意させたのは何の為だと思っている?」


炎嗣の頭についた簪が、提灯の灯りできらり光る。



「道に迷って俺の手間を増やすな…世間知らずの、巫女姫」


彼はふんと鼻を鳴らした。





/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ