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§ 龍王の巫女姫 §
第1章 序章

「…苦しいか?」

女を寝台に組み敷きながら男が問う。


心配するような言葉を並べ……

灯籠( トウロウ )に灯された彼の瞳は冷ややかで、それでいて妖しい迄の熱を目の前の女に注いでいた。


「…ハァ…ハァ…っ…、‥‥ひきょ‥者──ッ」

「そんな顔で言われても逆効果だ…」

「…やぁ…ァ…!!」


言葉を紡ぐのもやっとの様子で
女は男を罵倒する。


しかし彼の言う通り…

睨み付けた筈なのに、蕩けた眼は扇情的に彼を誘惑しているとしか見られない。


はだけた薄絹の上から乳房に指を這わせれば目付きが更に弱々しくなる。


「…ぁっ、ああ……」

はち切れんばかりの柔らかな丘が男の五指で揉みしたがれていく。

それは決して乱暴ではない…

けれど膨らみを弄ぶその掌と指は執拗だった。


ひとりでに勃ち始めた膨らみの尖端。


「…お前の身体は素直で愛らしい」

「──んァッッ…」


男の中指が其処に伸ばされて布越しに擦りあげた。

それに合わせ、怯えたように肩をよせて女体がびくつく。


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