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桜の咲く頃
第8章 流れゆく
こうして卒業式を迎え

親なんて来るはずもなく1人佇んでいた…

見覚えある面子が…
前にいたクラスメートたちが…
「葵…おめでとう」
「みんな…来てくれたんだ」
「ありがとう~」
「咲山先生から…でも先生はね~」
「知っている婚約したんだよね?」
「知ってたんだ…」
「でも約束してくれた…それを破ったとは思わない、あれはただの私が見た幻だと思っておくから…」
「葵…」
そこら中で泣いていたクラスメート

「佐野倉さん…この方達は?」
「ここに来る前のクラスメートたち」
なんだか意気投合して
どこかに遊びに行った

「佐野倉さん…」
「校長先生、ありがとうございました、無事に卒業出来て」
「この後はどうするんだ?」
「一応就職できたから
寮にでも入って…」
「おめでとう」
「そんな事で来るはずないですね~もしかして咲山先生の事?婚約したんだよね?」
「いつまで…幻にとらわれいたから、君によく似た方とお見合いさせたらトントンで決まってしまった~」
「そうなんですか?幸せになって欲しいです、私が縛っていたから…」

校長先生に手紙託した
「もし、渡される事が許されるなら…修吾さんに渡して欲しいです」

「それくらいは…確かに預かった~」

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