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桜の咲く頃
第14章 伸吾さんと葵
幸せ絶頂期にいる2人
のはずなのに…何故か
よそよそしく

口すら聞かない始末

「なあどうしたのか?」
「もう倦怠期か?」

「…」

葵もいたたまれなくなって行き 受け持った仕事を全て終わらせ
有給を使い切りを申し出た


葵が休みを取ったのち
てんてこ舞いで皆さんへたれてました。


「葵さん…何してるんかな~遅刻?」

まさか…違う あの時はっきりと

「原本さん…あなたが追い込んだのよ…守ってあげなきゃいけない立場を…」


葵は…思った
振り出しに戻った
めでたしめでたし
守ってくれるって思ったらいけないんだ

伸吾さん何か胸騒ぎ覚え葵の元へ

葵に「馬鹿な事をするんでない、一緒にいようって言ったじゃないか?」
「でも私がいたら…」

「守ると言ったじゃないか」

葵をきつく抱きしめて
「ごめん~口聞かなくて」
ただ葵は泣くだけだった
「僕も明日有給とったから、一緒にいよう」

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