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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第4章 屈辱と恥辱の6月
萩尾に続いて教室に入ると、
「おお〜…」
生徒達が麗華を見てザワめく。

「気持ちは分かるが はしゃぐんじゃない!え〜、今日からわたしの補佐をしてもらうことになった、お前ら憧れの高嶺麗華先生だ。先生、一言お願いします」

「え?あ、はい。精一杯、萩尾先生のお手伝いをさせていただきます。皆さん宜しくお願いします」

生徒達の笑顔と拍手に、職員室で感じた疎外感が払拭された気がした。




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