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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第5章 生け贄の7月
「心配するな、人間の体はちょっとやそっとじゃ壊れないものだ」

萩尾は教え子の聖域に欲望の塊を当てがい、徐々に押し込んでゆく。

「ふあああ…ッぃ痛い…!」

「痛くて当たり前だ、これは勉強を怠ったお前への罰なんだからな」

「うううッ…こんなのイヤぁ…助けてヒロシ…」


理彩が助けを求めるヒロシが何者なのかは知らないが、萩尾には全く興味がなかった。




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