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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第5章 生け贄の7月
(ふん、これであの女も少しは懲りただろう)
今どき真面目に授業を受ける生徒などいやしない。
塾の課題に追われる学生達にとって、学校は仮眠をとる場所に過ぎないのだ。
普段は萩尾の許可なくエサに手を出すことを生徒に禁じているのだが、今回は生意気な口をきいた麗華に自分の存在意義を改めて思い知らせるため、こうなることを予測しながら敢えて彼女を一人で行かせた。
(禁則を破ったあいつらには後で制裁を加えるとして…)
教師のプライドを粉砕され、教え子に性欲処理の道具としてのみ扱われる憐れな麗華を暗い悦びに満ちた眼差しで眺め、萩尾は「ざまぁみろ!」と高笑いした。
今どき真面目に授業を受ける生徒などいやしない。
塾の課題に追われる学生達にとって、学校は仮眠をとる場所に過ぎないのだ。
普段は萩尾の許可なくエサに手を出すことを生徒に禁じているのだが、今回は生意気な口をきいた麗華に自分の存在意義を改めて思い知らせるため、こうなることを予測しながら敢えて彼女を一人で行かせた。
(禁則を破ったあいつらには後で制裁を加えるとして…)
教師のプライドを粉砕され、教え子に性欲処理の道具としてのみ扱われる憐れな麗華を暗い悦びに満ちた眼差しで眺め、萩尾は「ざまぁみろ!」と高笑いした。