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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第6章 微かな希望の夏休み
──具合が悪いと思わせてあるから今夜は計にも抱いてもらえまい。だが、それでは身体が辛かろう?


そう言って雷造が取り出したのは、少し大きめのパール玉のネックレスのようだった。
ただ、ネックレスにしては短すぎる。


──何ですか?


──この穴を塞ぐんだよ


雷造は麗華を四つん這いにして、ドロリとした液体を後ろの穴に塗り込んだ。




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