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第6章 微かな希望の夏休み

だが何がいけないのか、自分の指ではイマイチ気持ちよくない。

「何か入れないと駄目なのかしら…」

「な、ならおれのチンコ貸してやろ」

「だ、誰ッ!?」

自分しかいないはずなのに知らない男の声がして、麗華は飛び上がって驚く。

風呂場の入り口に立っていたのは、ボサボサ頭でボンヤリした顔立ちの男だった。

「お、お、おれは川畑要二っつうんだ、雷ちゃんの幼馴染みだ」

川畑要二…通称カワジである。