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第6章 微かな希望の夏休み

「そ、それより、あんたデ、デ、デリヘルってやつなんだって？カネを払えばヤらせてくれんだろ？」

カワジの言葉に、麗華は今朝の雷造の電話を思い出す。

(この人、完全に私をデリヘル嬢だと思ってるんだわ)


風俗嬢扱いに屈辱を感じ、本当のことを言おうとするが
(もしお義父さんとの決定的な場面を見られているとしたら、計の婚約者だと知られるのはかえって不味いわね…)
麗華は慎重にならざるをえなかった。