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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第6章 微かな希望の夏休み
「なんか物足りねぇと思ったら…なぁあんたさ、アアンとか色っぽく反応できねぇのかよ。そんなんじゃ客を満足させらんねぇんと違うか?」
「…す、すみません」
悔しいが、この男にとって自分はカラダを売る女でしかないのだ。
…ならば欲望のまま淫らに振る舞っても、軽蔑される恐れはないのではないか?
オモチャにされるのではなく、自分が性欲の解消にこの男を利用してやるのだと考えれば、この苦痛から解放されるのではないだろうか…?