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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第6章 微かな希望の夏休み
「…私、計さんと別れます」
カワジとの一部始終を雷造に打ち明け、玉ねぎを刻みながら決意した事を伝える。
「私みたいに ふしだらな女は計さんに相応しくありません」
「儂のせいだ、あんたは何も悪くない。すまんかった!カワジには儂がケジメつけさせる、だから計とのことは考え直してくれ」
頭を床に擦り付ける雷造に、
「今日のことだけじゃないんです、実は私…」
麗華は学園で何をさせられているかまで包み隠さず話してしまった。