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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第7章 9月は色接待
「そんなこと出来るの?あなたも何か弱味を握られているんじゃないの?」

「う…」

どうやら図星らしく、用賀はそれきり黙りこんでしまった。


期待はしていなかったが、やはり用賀では頼りにならない。

慣れないハニートラップを仕掛けてみたものの想像を裏付けられただけで、切り札になりそうな有力情報は得られず、麗華は冷めた目で酒を煽る用賀を見つめた。




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