この作品は18歳未満閲覧禁止です
高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第9章 奸計が暴かれる11月
「それにしても、随分アッサリ捨てるんだな?結構な上玉なのに」
「うーん、あれだけ美人の処女は滅多にいないでしょうけど、食ってみたらそんなでもなかったんですよね。それに、ちょっと快楽に流されすぎで引きました」
「鬼畜なお前のことだ、どうせまたクスリを使ったんだろうが」
「あ、バレました?あはは」
自分でやらせておきながら、菅野のような顔だけが取り柄のクズに引っ掛かってしまった麗華に萩尾はほんの少しだけ同情した。