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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第3章 対抗心に燃える5月
「萩尾先生、いつからそこに?」
「一宮、今お前にはつまみ食いするヒマも資格もないんだぞ?褒美の"肉"はテストの結果次第だと言ったはずだ。ガッツリ喰いたけりゃ、精々勉学に励むんだな」
麗華を無視した萩尾の言葉で一宮は何かに気づいたらしく、
「はい、萩尾先生!オレ頑張ります」
目を輝かせた。
「高嶺先生、監督不行き届きで申し訳ない。わたしに免じて今回は見逃してもらえんでしょうか?」
「すみませんでした!」