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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第2章 4月は運命の出遭い
それでも萩尾は悪びれもせず、
「美人は怒った顔もそそりますな、ひひひ」
なおも麗華をイヤらしい目付きで視姦する。

「い、いいですか、萩尾先生、これ以上…」

鳥肌をたてつつ麗華が抗議していると、
「いい加減になさい!」
定年間際の老女教師が机を叩いて立ち上がった。

「小娘じゃあるまいし、それくらいでいちいち騒がないでちょうだい!いつもいつも煩いったらありゃしない」



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