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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第3章 対抗心に燃える5月
萩尾は麗華に気圧され、苦虫を噛み潰したような顔で立ち去った。
その捨て台詞にはカッとなったが、ひとまず危機を回避できたことに安堵する。

そして自分が今どこにいるのかを思い出した麗華は、慌てて下着を直し男子トイレを後にした。




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