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第4章 屈辱と恥辱の６月

「まさか、そんな恥知らずな人間が我々の中にいるはずがありませんよ、ねぇ高嶺先生？」

いきなり萩尾に話を振られ、
「も、もちろんです！神聖な教育の場でそんなハレンチな真似をするなんて教師以前に人として信じられません」
焦った麗華は必死に取り繕う。

「高嶺先生は潔癖でいらっしゃるから、こういう話は特にお嫌いでしょうなぁ」

そんな麗華から視線を外すことなく、萩尾は意味ありげにニヤリと口を歪めた。