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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第4章 屈辱と恥辱の6月
「あの、」
「高嶺先生に限らず菅野先生に近づく女性は誰であろうと許せないんでしょう、子供っぽい独占欲ですな」
学園長に菅野との交際を告白ようとする麗華をまたもや萩尾が阻む。
「それは良かった。いやね、高嶺先生も充分ご承知でしょうからわざわざ申し上げなかったんですがね…」
「はい?」
「こう言ってはなんですが、この学園に赴任するまでのいざこざを考えたら、着任して日も浅いうちに同僚教師と恋愛などしている場合ではありませんからねぇ」
「高嶺先生に限らず菅野先生に近づく女性は誰であろうと許せないんでしょう、子供っぽい独占欲ですな」
学園長に菅野との交際を告白ようとする麗華をまたもや萩尾が阻む。
「それは良かった。いやね、高嶺先生も充分ご承知でしょうからわざわざ申し上げなかったんですがね…」
「はい?」
「こう言ってはなんですが、この学園に赴任するまでのいざこざを考えたら、着任して日も浅いうちに同僚教師と恋愛などしている場合ではありませんからねぇ」