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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第4章 屈辱と恥辱の6月
『す、すごく興奮したの…萩尾先生と志水先生のセックスが忘れられなくて、あれから毎晩オナニーしちゃった。自分がこんなにエッチだったなんて知らなかったの…計、エッチな私は嫌い?』
画面に映し出された動画の中で、目の焦点が合っていないばかりか呂律も回らない裸の女が男にしなだれかかって甘えている。
「止めてぇ!」
性器の写真を撮るだけだと約束した菅野がセックスの様子まで録画していたと麗華が知ったのは、その夜から随分経ってからだった。
消して欲しいと何度頼んでも、自分だけしか見ないからと言われ、毎回うやむやにされていた。
百歩譲って録画したことは許すとしても、何故それを職場のパソコンに保存したのか!
ケンカしてでも消去させるべきだったと後悔しても、もう遅い。
画面に映し出された動画の中で、目の焦点が合っていないばかりか呂律も回らない裸の女が男にしなだれかかって甘えている。
「止めてぇ!」
性器の写真を撮るだけだと約束した菅野がセックスの様子まで録画していたと麗華が知ったのは、その夜から随分経ってからだった。
消して欲しいと何度頼んでも、自分だけしか見ないからと言われ、毎回うやむやにされていた。
百歩譲って録画したことは許すとしても、何故それを職場のパソコンに保存したのか!
ケンカしてでも消去させるべきだったと後悔しても、もう遅い。