この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられない指
第20章 思い出をかかえて
「孝明さん、やっぱりセンスいいね。この生地とっても素敵だもん。
 でもよく思いついたね、タイシルクを送ってくれるの」

孝明はまあね、と得意げに笑っただけで
それ以上は何も言わなかった。


「よし!孝明、飲もう!よかったらウチに泊まっていけよ。
 咲子、用意しておいてね」

「はいはい、いつでも転がれるようにお布団敷いておくから、
 好きなだけ飲んで食べてね」

「すみませんねぇ、奥さん」

孝明のそのニヤケタ顔と言い方が爆笑を誘った。

「またこうやって楽しくやれるんだね。よかったね、凌空。
 孝明さんも、ここに戻ってきてくれてホントによかった・・うれしいよ」

2人の男は笑いあった。
2年の空白を埋めるように、次から次へと語り合った。

私には・・2人の姿がぼやけて見える。
いやあねぇ、歳とって、涙もろくなったのかしら・・
でもそれだけじゃない・・
記憶が涙をにじませているのだ・・・









/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ