この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられない指
第3章 恋のすすめ
「ね、咲子ちゃん!もう作っちゃったからね、ねぇ聞いてる?
 僕のおごりだから、食べてよ」

カウンターの上をコンコンと指ではじかれてやっと我に返った。

「え?あ、え~?私を太らせるのぉ?でもマスターのおごりなら・・
 ちょっとくらい太ってもいいかなぁ」

ゆらゆらと漂ってきた、チーズの焼けた匂いに鼻をクンクンと鳴らした。

「いいなぁ咲子ちゃんはおごりで」

「だって、かわいいムスメだからさ、なんかしてあげたくなっちゃうのよ」

またしても、子ども扱いだ。
ムスメ、なんて完全に父親気分。
女としては見られないのかぁ、私のことは・・


「はい、どうぞ」

マスターの声と顔の近くで渦巻くチーズの匂いに顔をあげた。

「わぁおいしそう!」

「あ~やっと生き返る!いただきまーす!」

孝明も私も、指先に感じる熱を我慢しながら、
さらにアツアツのチーズが唇にあたるたびにフーフーを息を吹きかけながら
ピザトーストをほおばった。

/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ